2015年3月9日月曜日

フィラリア予防、飲み薬と注射のどちらがいいの?


ずいぶん暖かくなり、春めいてきましたね。

暖かくなり、蚊が出始めると、
蚊が媒介する犬の感染症、フィラリアの予防の季節の到来です。
(最近は猫にも感染することがわかってきており、
猫のフィラリア予防も推奨されています。)

犬では、血液検査でフィラリア感染がないことを確認してから、
予防を始めます。

よくご質問を受ける当院での予防方法について、
代表的なふたつの方法(錠剤と注射)について、
一般的なことを書いてみます。

味付きの錠剤でのフィラリア 予防
飲ませる期間は、蚊が出始めて一ヶ月後から、蚊がいなくなって一ヶ月後まで、毎月一回。
大体、五月から十二月の予防になります。

長所は、味がおいしいのでオヤツとして与えられること、
副作用(飲ませた後で具合が悪くなる)がほとんどといっていいほど、ないことです。
また、離乳の済んだ子犬にも飲ませることができます。

短所は、飲ませ忘れや犬の飲んだ振りで投薬が途切れると、
その間にフィラリアを持った蚊に刺されてしまったとき、
感染してしまうことです。

注射でのフィラリア予防
長所は、一年間効果が持続するので予防効果が確実だということです。

飲ませ忘れがありませんし、外飼育で遅くまで蚊が出ていても対応出来ます。

短所は、まれですが、注射の後で体調を崩す場合があること、
体重の安定した大人の犬でしか使えないことです。


この他にも、塗り薬での予防法もあります。
投与時期や回数は飲み薬と大体同じです。

年齢や体質、性格などで、一番合った予防法を
選ぶことが出来ます。
詳しくは、来院時にお尋ね下さい。

各務原動物病院スタッフ


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